ISBN:4789719928 文庫 田栗 美奈子 ソニーマガジンズ 2003/02 ¥735
数年前にベストセラーになった本。
児童虐待を受けた張本人の方が書いたリアルな手記。
仕事で使わなければならないので読み始めたところ、
すぐに読み終わってしまった!
続く2冊も買って読もう。
写真はバリ&モルジブ旅行記。
赤ちゃんのかわいい写真と海のすてきな風景写真がいっぱい。
見ているだけで楽しい気分になれます。

銀色夏生さんの本好きです♪
初めて買ったときは中学3年生のときで
『これもすべて同じ一日』という詩集でした。
その時は同じクラスの好きな男の子と卒業して会えなくなって、毎日泣き暮らしていた頃買いました。そんな淋しかった気持ちを紛らわしてくれたり、その後、勇気を出して電話で告白して、一方的に電話を切ってしまったけどふっきれた勇気をくれたのもこの詩集でした。

その後、数年しておととしくらいに『つれづれノート』にハマりました!詩集のロマンチックな感じと打って変わって、日常がおもしろおかしく、かつ家族や結婚について考えさせられる風に書いてます。
なんと、銀色さんはつれづれノートが10数冊出てる間に結婚、出産、離婚、再婚、出産、そして離婚をされています。
そして、数々の長期&短期の海外旅行。なんかセレブちっくですがご本人はすごく質素でふつうの感覚を持ってらっしゃるんじゃないかなーという表現がたくさんされています。
最近は田舎暮らしや食生活のお話が中心です。
人生は毎日の積み重ねなんだ、って思える本です。
毎日をまじめに、地味だけど迷惑をかけないで好きなことをして生きていくのってステキです。
作者の経験に基づいた恋愛〜結婚について書かれてる本です。

私的に、2〜3年前読んだら共感できない部分が多かったかもしれないけど、ひとりの人をずっと愛していくという、本当の意味が、少し分り始めた今、とても共感できる本でした。

主人公のいる場所や、動作など、描写のところどころが、とってもおしゃれです。
山田詠美さんの本って、登場人物の名前からしても、
洋画を見てる気分になります。
でも、ストーリーは誰にでも起こりうるような、日常の話。
その中に2人の感情の機微が、交互に織り交ぜられている。
おもしろいのは、章ごとに同じできごとを、男女ちがった視点で描かれていること。

バーで知り合ったルーファス(男性)とココ(女性)は
情熱的に恋に落ちるというより、ともに歩んでいく、歩み寄っていくという感じ。
初めて会ったときの印象が、衝撃的でなければどきどきするものでもない。
でも何か話していて楽しい。そんな気持ちが結婚に結びついていくんだろうな…っていう、
何かがずーっと続いていく感じ。
読み終えた後、とても爽やかな気分になれます。
このシリーズ、最高です★
海外の高校生ジョージアのお話なんだけど、毎日の生活がハツラツと描かれていて、ところどころに笑いが入ってるところ。
日本も海外の女の子もかわらないんだなーって思いました。
なんか学生時代を思い出します。

ハンサムなロビーとおもしろデーブ、私ならおもしろデーブを選ぶな。

蹴りたい背中

2004年4月6日 読書
この本は1日で読んじゃいました。
高校生の話で、誰もがあり得る光景なんだけど、その中に心のゆれみたいなのがたーくさん入っていて、オススメ。
蹴りたい背中っていうタイトルだけど、この「蹴りたい」っていう言葉には好きな気持ちや甘酸っぱさとかかっこ悪さとかが沢山こめられているんです。ただの乱暴な言葉ではありません。
この本を季節に例えるなら【初夏】だなぁって思います。
読んだ後、なんかさわやかな気持ちになるのは綿谷りささんの感性とか考え方がさわやかなんじゃないかなぁと思うのですが。